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ウェブセミナーに必要な機材とは

  • 執筆者の写真: 佑介 松本
    佑介 松本
  • 2022年6月17日
  • 読了時間: 5分

更新日:2023年3月30日

ここ数年でウェブセミナーを行う企業が増えてきました。感染症対策が緩和されてきたとはいえ、時間の有効活用や、会場設営費の見直しによりその需要は増加傾向です。

本日は、ウェブセミナーを行う上で必要な機材についてご説明します。


<機材その1>パソコン

まずは配信を行うためのパソコンが必要ですが、ウェブセミナーではカメラや資料といった映像、音声を同時にインターネットでアップロードするので、高い処理能力が求められます。CPUはCorei7以上、メモリは16GB以上、グラフィックボード(外部GPU)が付いているものを推奨します。

最近のCPUには、GPUと呼ばれる画像処理を行う機能が付いているものが多いですが、それらは内臓GPUと呼ばれ、ウェブセミナーの配信を行うにはやや不十分になります。画像がカクカクしたり、映像が切り替わるときに数秒止まったりする原因になります。ノートパソコンでもウェブセミナーを安定して配信するには、グラフィックボードがCPUと別についているものを選ぶといいです。


<機材その2>カメラ

カメラはウェブ会議用の小型のUSBカメラでも十分使えます。しかし、ズーム機能がないため、話す人のすぐ目の前に設置する必要があり、来場者のいるハイブリッド型での開催では見た目が悪くなります。また、暗い会場では画質が荒くなり、色味も悪くなることがデメリットでもあります。

最近は一眼カメラでもHDMIで動画出力が可能なものが多いため、一眼カメラやビデオカメラで撮影するときれいな画質を届けることができます。


<機材その3>HDMIケーブル⇒USBへの変換

カメラから出力されるHDMIをUSBに変換するキャプチャーボード(コンバーター)も必要になります。カメラだけでなく、パソコンからの資料映像などもHDMIで出力することも多いと思います。HDMIは非常に繊細で安定しないものであるため、ケーブルが3m以上のものになると映像が乱れることもあります。ケーブルを延長させる場合や1本で10mのものを使う場合は途中で信号を増幅させる機器も必要になります。ケーブルとの相性もありますので、お持ちの機器で色々試してみる必要があります。


<機材その4>マイク

声を拾うにはマイクが必要です。内蔵マイクがあるノートパソコンも多いですが、これは画面の目の前にいる人の声を拾うようになっているため、ウェブセミナーではあまり役に立ちません。USBカメラを使う場合はそこにマイクが内蔵されていることもありますが、なるべく別途準備することをお勧めします。ウェブ会議用のマイクとスピーカーの機能が1つにまとまったものもありますし、単体のマイクを使うとより鮮明に音を拾うことができます。

講師の声だけを拾う場合は、手元にマイクを置くだけで充分拾えますが、パネルディスカッションや質疑応答など広い空間の音を拾うには、集音力の高いマイクが必要になります。

また、マイクを複数置く場合にはミキサーが必要になります。


<機材その5>安定したインターネット回線

ウェブセミナーでは、映像や音声をインターネットで配信するため、速くて安定した上り回線が必要になります。スマホのテザリングでもできなくはないですが、途中で途切れる心配もあるためおすすめしません。

会場の有線LANを使えることもありますが、セキュリティ面で気になる方も多いと思います。今までの経験上、モバイルルーターをUSBでパソコンと接続して使うと最も安定して通信することができます。もし会場で通信速度が十分に出ない場合は、クレードルを使うとモバイルルーターを有線LANで接続することができます。窓側に置いたモバイルルーターからLANケーブルでパソコンまで接続させると安定して通信できることが多いです。それでもランチタイムや夕方になるとモバイルルーターの通信が遅くなってしまうこともあるため、大手キャリアのSIMを使うことをおすすめします。

弊社では、複数のモバイルルーターを同時接続させて通信速度の向上と、安定した通信を行える仕組みを導入し、どれか1つのルーターが止まってもインターネット通信が止まらないようにしています。


<機材その6>配信ソフト

YouTubeなどの配信ツールで配信機能を使えるものもありますが、映像の切り替えや2画面合成、音の調整・ノイズ除去などを行うには配信ソフトが必要になります。

フリーソフトもありますが、有料も含めて自分の操作にあったものを選ぶといいです。カメラのスイッチングも簡単にできるようになりますし、画像を切り替える前に、どの画面を映すのか確認できるプレビュー機能もあるものが多いです。背景を消して合成するクロマキー機能や、画面内にテキストの挿入などもできるため配信ソフトは必須だと思います。


このようにウェブセミナーを行うには様々なものが必要になりますが、どれもオンラインショップや家電量販店で必要機器を揃えられるため、初心者の方でも気軽に始めることができます。ただし、ウェブセミナーを行った方であれば必ずトラブルを経験したことがあると思います。配線やパソコンの設定を完璧にしていてもシステム不具合でうまく認識されないことや、熱暴走によるトラブルもあります。トラブルが起きたときに原因を数パターン想定するためのパソコン知識や、バックアップのために複数の機器を準備しておくなども必要です。

ご自身だけでウェブセミナーの開催が不安な方は、お気軽に弊社までご相談ください。オンライン配信を外部に委託することで、本来のセミナー開催業務に専念することが出来たという声もたくさんいただいております。








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